川柳句集の原点『誹風柳多留』の編集、呉陵軒可有は、上質の笑いについて「冊子に向かうて独り笑を催し気を養うべし」と述べています。ひとりで笑うことができ、しかもそれによって英気を養うことができる。そのような笑いは、今日でも価値を持ち続けているものだと思います。
川柳の伝統的な三要素である「うがち(人が見落としているような事を明るみに取り出して見せたり、常識的な仮面を剥ぎ取る)」や「かるみ(さりげなくサラリと言ってのけた句体から、深い奥行きや広がりを感じさせる)」、そして「おかしみ(低俗な言葉遊びをするだけでなく真実をしっかりとらえ、人やそれ自体のおかしさ)」をふんだんに盛り込み、上質のお茶を飲んでホッと一息ついた時のような、ほのぼのとした気持ちになれる川柳をお待ちしております。
この場所に来れば思わずクスッと笑ってしまうような、そんな広場にサンガリア川柳庵を育ててくださる皆様からの自信の句が楽しみです。
【サンガリア川柳庵・庵主】
