時流を眺めて邁進する上で、もっとも重要な課題。それは、「企業の確実な基盤作り。」
私たち株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニーは、単なるフレキシビリティに富む企業ではなく、企業内部の充実に配慮しながらも『はてしなく自然飲料を追求するサンガリア』を企業スローガンに掲げ、品質本位のゆるぎない姿勢を守りつづけています。商品開発では技術力をバネに、常に飲料業界を先取りした流行の味を迅速に市場へお届けすることを目標とし、1970年にはラムネ、サイダー、クリームソーダなどの炭酸飲料やミルクセーキなどの乳性飲料を開発することによって、バラエティに富む「サンガリア」ブランドの名前を高めました。また杜仲茶、烏龍茶、緑茶、麦茶などの茶系飲料も業界の先鞭をきって発表。さらにはサンガリアならではの技術力で、日本伝統の甘酒やおしるこ、健康・野菜飲料、スポーツドリンク等のアイテムを次々と商品化しています。1991年になると研究所内にデザイン室を新設し、飲料専門のパッケージデザイナーの育成にも努め、企画、デザイン、研究開発、そして製造、販売に至るまで一括して社内で行うシステムを構築。社会、経営環境の変化にも機敏に、そして柔軟に対応するフットワークにさらなる磨きをかけました。中国・唐の詩人、杜甫の作中にある「国破れて山河あり、城春にして草木深し...」の「山河あり」に由来するサンガリア。衿を正して詠吟させるこの魅力ある人生観は厳しい研究姿勢を貫く企業体質に強く通じ、根底にある時代の動きを先取りするパイオニア精神を柱に自由で闊達な社風をもって、この21世紀、サンガリアは、ますます面白くなります。